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歯列不正へのアプローチ
こんにちは。院長の月野です。
年末年始にどのようにお過ごしになるのか
ご予定はお決まりでしょうか。
普段よりも少し豪華な食事を楽しもう
という方もいらっしゃることと思います。
美味しいものをたくさん食べて、
冬の寒さを乗り越えていきましょう。
さて、12月3日(日曜日)新大阪の会場にて、
日本床矯正研究会主催のセミナー
『なぜ?』から始める歯列不正へのアプローチ
と題した講習会に参加して参りました。
床矯正装置は、
研究会会長である鈴木設矢先生が
日本に広めたものです。
一般的な矯正治療では
歯列を整える為のスペースを作るために
歯(永久歯)を抜くのですが、
床矯正治療では、
入れ歯に似た取り外し可能な装置を使用し
歯を抜かずに顎を広げて歯を正しい位置に移動します。
ヨーロッパでは主流の矯正治療で、
ドイツでは装置2個までは保険でカバーされるそうです。
歯並びが良くなった方が、お口の健康が維持され、
ひいては治療費用も抑えられるので、
国民の税金の負担も少なくなるという考えのようです。
また、研究会の理事長である花田真也先生には、
床矯正装置を用いた治療において重要な
バイオファンクショナルセラピーについて
詳しく教えて頂きました。
バイオファンクショナルセラピーとは、
鈴木先生が作った造語で、
歯並びが悪くなった原因を
① 咀嚼
② 呼吸
③ 嚥下
④ 姿勢
⑤ その他の悪習癖
に分類し、
それぞれの原因を除去する事により、
体の持つ機能を使って、
自然と悪い歯並びを改善するように促すアプローチです。
床矯正研究会では、
床矯正装置だけでなく、
このバイオファンクショナルセラピーの両方を用いることで、
低年齢の子供の歯並びの不正を改善する事を目標にし、
この床矯正装置を全国に広める活動をしている研究です。
当医院では、
現在小児矯正は実施しておりませんが、
多くの小児の患者様が定期健診でご来院されています。
適正な時期に、
適正な治療を受ける事で、
短期間で歯並びが改善することもありますので、
少しでも今回学んだ事がご来院頂いた患者様への
有益な指導に繋がるように、
しっかりと復習していきたいと思っております。
また、
最近歯ぎしり・食いしばりが原因による
歯の痛み、顎の痛みを訴える患者様が
多くご来院されます。
就寝中の歯ぎしり・食いしばりによって、
女性でも自分の奥歯が割れてしまったり、
あちこちの歯が凍みる(知覚過敏)原因となり、
悪化すれば顎関節症を引き起こし、
大きな口が痛くて開けられなくなったりします。
写真は、当医院のスタッフで、
彼女もマウスピース(ナイトガード)を使って、
歯ぎしり・食いしばりの予防をしております。
無意識にしている歯ぎしり・食いしばりを
無くす事は出来ませんが、
マウスピースを入れる事で、
歯と歯が接触しなくなり、
力を分散する事により、
異常な負荷による歯の損傷を防ぐことが出来ます。
歯科医院で型を採って作るマウスピースは、
フィット感も良く、保険を使って作る事が出来ます。
ご家族から、
歯ぎしり・食いしばりを指摘された経験がある方、
朝起きた時に顎のだるさを感じている方、
あちこちの歯が凍みる方、
その原因は歯ぎしり・食いしばりかもしれません。
気になる症状がある方は、
是非お早めに受診して下さい。
【医院からのお知らせ】
12月29日(金曜日)〜令和6年1月3日(水曜日)まで
年末年始の休診とさせて頂きます。
令和6年1月4日(木曜日)より通常通り診療します。
令和6年1月27日(土曜日)の午後からの診療は、
施設への往診のため休診とさせて頂きます。
ご迷惑をおかけし、申し訳ございませんが、
何卒ご理解の程宜しくお願い致します。
つきの歯科クリニック
〒555-0031
大阪府大阪市西淀川区出来島2丁目7−8
TEL:06-6471-6000
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